こんばんわ。
2438 INK TATTOO STUDIO
FACEBOOK
CAMEREON
NPO法人日本刺青衛生協会
石巻へい輪プロジェクトfacebook
以前、彫った刺青の付け足しの炎です。
お客さんの要望で上方の炎は黄色を多めに使いました。
刺青・タトゥーはこんなに多様性があり自己満足の世界で言わば個人の趣味です。
日本もライセンス制になることを望みますが後出しの条例、法律では限界があります!
今や政府の圧力で古来からある日本の文化に蓋をされてます。
刺青イコールヤクザというニュアンスも分かりますが、現実には殆どの刺青人間は全うな職業に就き後ろ指を指されないように生きています。
日陰の文化で在り続けるのと人権侵害は違います。
こんな記事を見つけました。
新宿の刺青師わかともさんのブログからの抜粋です。
昨今、刺青業界が揺れてます。
先月あった大阪のイベントが
今年は国家権力によって中止
命令が下された模様です。
東京で毎年行われてた大きな
イベントも今年は様々な事情から
開催がまだ未定の状況となって
いるようです。
大阪の件に関しましては
医師法または薬事法に触れる
又は反すると言う事です。
現実、今の法律上で彫る側は
その法に触れているわけです。
"文化の尊重"という厚生省の
解釈があった様で今までは
それによっての逮捕例はあった
のですが起訴された前例は
無かったと聞いてます。
ここ最近ではその余波か、
我々が滅菌に使用する劇薬類
を扱う業者さんまでが捜査の
対象になってしまった様で。
本来麻酔などの使用や販売は
特殊なケースにて扱われてます。
署名や捺印等が必要になったり
色々と規制が発生します。
実際当方でも麻酔使用希望の方
は沢山いましたが皮膚の不調や
アナフィラキシーのリスクを
考えると万が一があるので
使用するべきではないと判断
しまして一切購入した事が
ありません。履歴を残したく
ないというのも正直ありました。
また、時代を追っていくと
使用は元来は無かった筈の文化
だというのが一番の理由です。
お客さんにも勧めてはいません。
その代わりに衛生、特に滅菌
(肝炎やHIV等のあらゆるウィルス
を完全に死滅させる方法)に
二次滅菌という手間のかかる
作業を必ずしています。
劇薬で一次、オートクレーブ
(煮沸等では死滅しないウィルス
に対して蒸気の圧力によって
死滅させる装置)で二次です。
追ってはそのオートクレーブ
が正常な圧力をかけてキチンと
ウィルスを死滅させているかを
確認するキットまであって
当所でも定期的にそれを実行
して証明書を頂いてます。
究極を言えば血液が付着
したであろう可能性がある物
全てを使い捨てにするのが理想
ですが単価や輸入の問題から
困難な問題となってます。
歯科医さん等には申し訳無い
ですがたまに歯医者に行くと
ツッコミどころ満載です。
実際に何度も指摘を入れて
きましたがその都度に皆さん
しどろもどろになってました。
それが現状です。
あくまで全ての歯科関係者
さんを否定する訳では無いので
ので悪しからず。
大事なのは血液が付着する
部位なのでグローブは常に
ディスポーザブル(使い捨て)
でむやみに物に触らないのを
常に心掛けてます。
もし触ってしまった場合は
必ず廃棄します。触りそうな
箇所には必ずバリアを施します。
使用した針やカミソリ等は
都指定の産廃業者さんの専用の
ハザードボックスに入れて定期的
にお金を払って"医療産廃"として
きちんと処理してます。
上記に関してはもう日常レベル
でやってますのでもはや手抜き
や妥協は逆に気持ち悪くて無理
な感じです。当たり前なのです。
この滅菌作業方法を必ずしも
全員では無いと思いますが
第一線で活躍されている彫師
さん達はほぼこのレベルぐらい
神経を尖らせてやっています。
これはタトゥーのライセンス
のある国々でも当たり前で
ボーダーライン最低限です。
厚生労働省に刺青に対して
このようなガイドラインは
ありませんので皆さんが率先
して"自主的"にしているのが
現状であり常識です。
もしやってないならモグリと
言われても仕方がありません。
そこまでやっていても一部の
違う職種や悪質な人達のせいで
圧力や取り締まりによって
今迄あった文化の尊重が一部
機関で激減しつつあるのです。
自分の行き着けの病院では
よく刺青を見て聞かれます。
”ちゃんとした所で彫った?”
これが理解あるお医者さんの
発言です。古い方や無知な方
は必ずと言っていいほど
”刺青あるから一回キチンと
血液検査した方がいいよ”
と進めてきます。
”自分は彫る側なんで”と言うと
大体が専門である外科医さん
では無く内科医さんになりますが
事細かに色々と聞いてきます。
自分も脳をフル回転させて
あらゆる知識と雑学で説明を
すると必ずと言っていいほど
お褒めの言葉を頂戴します。
それぐらいのレベルでやって
はいますが問題はそんな衛生上
の問題より人権的な事に移行
しつつあるのかと思います。
刺青+タトゥー=悪+問題有り
という方程式を拭いきれない
世代や差別的な人達によって、
又はその思想の権力者によって
まるでタバコの様に煙たく有害
な存在にされつつ有ります。
医学的にタバコは有害ですが。
公務員はダメとか子供が可哀想
とか第三者目線の意見ばかりが
目立つだけになっています。
規制する側に先入観無しで
物言いが出来て無く、頭越しに
否定してるだけが上に立つ人間
の真っ当な任務なのかが最大の
疑問であり不思議です。
昔に比べれば急増しましたが
実際に日本では刺青は入れて
いる人の割合の方が少ないので
一部特殊な人達が騒いでる様に
見られるのもまた心外です。
刺青の入っている人が悪い事を
しているのでは無く、悪い事を
した人にたまたま刺青が入って
いただけの話です。只の確率論。
ワンポイントだろうがドンブリ
(総身彫り)だろうがそうです。
消す消さない、戻る戻らないの
水掛論は無しに、その個人が
重大な犯罪を犯した訳では無く、
様々な決心をしてした事に何故
此れ程の偏見が生まれるのかが
不可思議で仕方無いです。
例えが悪いかも知れませんが
同性愛者や性同一性障害の方々
を非難するのと酷似していて
”特殊な人達”みたいなレッテル
を貼られて、更にそれに関与
した人達を排除していこうと
している様にすら思えます。
無論自分は同性愛者の人達に
一切の非難はありませんが。
団結して何かが変わるのかも
今はまだ分かりませんが、もし
それによってこの現状が広く
認知されるならばそれなりに
行動しなくてならない時に
差し掛かっているのかも
知れません。
世間体や派閥で一種の文化が
圧力によって消えゆく、沈静化
させられるのは耐え難い事です。
今こそ団結を、なんて自分程度
で言える身分ではありませんが
せめて"団結した危機感"を持って
いないといけないと思います。
こんな文面で恐縮ですが参考
になって頂ければ幸いです。
この業界や愛好者の方々に
偏見の無くなる希望ある未来を
切に願います。
長文になりましたが最後まで読んで頂けたら幸いです。
ここ数年、日本人で海外移住されているアーティストと話しをする機会がありますがライセンス制でタトゥー先進国事情には驚かされます!
2438 INKでは使い捨てではない器具は全て滅菌しております。
ご安心ください、当たり前の事ですから!!
僕も病院に行った時にお医者さんにツッコミたくなる時があります(汗)
でわでわ。
2438 INK TATTOO STUDIO
CAMEREON
NPO法人日本刺青衛生協会
石巻へい輪プロジェクトfacebook
by shinryutattoo
| 2015-05-13 21:43
| 刺青・TATTOO